結婚している自分の立場を逆に利用して、“君が好き”と告げることは、女性の中で熱い口説き文句として変換されるのだ。こんな真っすぐな口説き方では「私が好きなら奥さんと別れて」と言われそう……そんな不安を持つ方もいると思うが、「泥沼になる男性は“妻とはうまくいっていない”的な話をして、相手に期待を持たせるんです。逆に上手に遊ぶ男性は家庭のことは口にせず、“好き”の一点張りで押し切る。女性もバカではないので、会えば自分を褒めてくれる男と割り切って、遊び相手として見るんです」（前出・青山さん）

２位の「もっと早く会いたかった」も独身女子に変な期待は持たせず、好意を伝えられる名言だ。「もっと早く会いたかった、と言われた時点で、“この人は私と一緒になる気はないんだ”って分かります。でも、もし、奥さんより早く会っていれば結婚するほど好きになってくれていた、とも考えられるので、悪い気はしないんです」（バスガイドの美由紀さん＝２４）

また、最近は恋人のいない独身女子も多い。「職場は地味なオジサンばかりで恋愛対象にならない。出会いが全然ないんです」と言うのは事務ＯＬの理沙さん（２６）。そんな彼女が友達の誕生日パーティで３８歳の妻子持ち男性と知り合った。後日、女友達も含めて彼と３人で食事したときのこと。「そのとき、私の女友達が“この子、ずっと彼氏がいないんですよ。誰か紹介してあげて”と言ったんです。私は私で“もう恋愛の仕方も忘れちゃったけどね～”と話していたんです」女友達がトイレに立ったときだ。男性は理沙さんに、「よかったら、俺と恋愛の練習をしてみない？」と言ってきたのだ。

「練習って何だろう、と思ったけど（笑）。逆に練習なら、お互い本気じゃないから、いいかなと思ったんです」（理沙さん）　かくして彼女は、それから３年間も彼と恋愛の練習という名目で、週に２～３日は会ってセックスばかりしていたんだとか。

「既婚者の人とつきあうのは結局、女もソレが目的だから（笑）。“愛人にならない？”的な口説かれ方をされたほうがラクです」と話すのはテレビ局に勤める美希さん（２９）。意外にも「愛人にならない？」は独身女子に効果絶大。「（不倫中の）彼とは月に１～２回しか会わないけど私も仕事が忙しいから、それで十分。彼は40代でお金もあるから、ちょっと高めのディナーもご馳走してくれるし、エッチも丁寧。別にお手当なんかはないけど（笑）、そのひと時が楽しめればいいかなって。彼氏を作るよりずっと楽」（前同）

独身女子は普通に既婚者とつきあっても何の得もない。だからこそ、何かしらの特典をチラつかせたほうが有効なのだ。だが、金のない既婚者でも独身女子をメロメロにする名言があった。少数派であるが「こんなことでしか幸せにできなくて、ごめん」という言葉。「セックスの後、これを言われたことがあって、なんか変にうれしかったです。彼はホント、エッチが上手で私を初めてイカせてくれた人でもあるんです」（ホテル勤務の明日香さん＝２８）　そう、セックスの快楽をしっかりと与え続ければ、独身女子も既婚男性とつきあう価値ありと思うのだ。

ただ、これは諸刃の刃。「セックスが下手なのに、こんな言葉を言われたら“はぁ？”となりますけどね（笑）。まあ、セックスが上手じゃない既婚者とはつきあいませんけど」（前同）　情熱的な愛の言葉、ちょっとした贅沢、そしてセックスの快感。独身女子は“ひと時の夢”に弱いのだ。　以上を参考に、夢の不倫ワールドへ踏み出そう！