長らくの景気低迷を脱し、デリヘルを中心に、合法フーゾクの勢いが盛り返しているという。理由は低料金化とプレイの過激化の２つ。
その裏には、デリヘル業者の「裏フーゾク撃退マニュアル」の存在があるというが……。その衝撃実態を直撃した！

「歌舞伎町浄化作戦を皮切りに店舗型風俗の摘発、そして、携帯電話の普及にともなった出会い系サイトの台頭で、日本の風俗は衰退しました。これは大げさな話ではありません」
スポーツ紙の風俗担当記者・川上氏（４０＝仮名＝以下同）はそう断じる。
事実、摘発を免れた老舗のヘルスやソープランドは、どこもお茶を挽いている。一昔前は、歌舞伎町はもちろん、センター街にも風俗店が軒を連ねていたと言っても、今は昔の話だ。

「出会い系サイトを利用した援デリの流行以降、ヌキの業界が激変したのは事実ですね。男は一般的に、プロより初々しいシロート娘が好きなものですから」
前出の川上氏は諦めたように言う。
「表の風俗は基本的に本番ナシで、援デリは本番アリ。援デリの客は、相手を素人だと思っているわけですし、当然、客のニーズに答えているのもソチラ。普通に考えてみても、ストップウォッチとイソジンの合法フーゾクに、先はないですよね」

援デリとは援助交際を装ったデリヘルを指すが、その実態は管理売春だ。もちろん違法である。出会い系サイトの掲示板に並ぶ「割り切り」や「お願いあり」「条件あり」という隠語を用いた書き込みは、ほとんどが、この援デリの誘いだ。
料金体系も『ホ別苺（ホテル代は別１万５千円）』、『ホ込み２（ホテル代込み２万円）』など、サイトの掲示板を通して、独特の言葉でやりとりされる。