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マイナンバー制度で日本のネオン街に「立ちんぼが激増する!」

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マイナンバー制度で日本のネオン街に「立ちんぼが激増する!」

「個人売春はリスクが高い…」

1時間でも店で働けば、本名はもちろん、住所もマイナンバーも提示が必要になる。ネオン街での副業が会社に知られると、「大変なことになる」という女性は少なくないだろう。
「そうなると、"それは怖いから、夜のバイトは辞める"となってしまうケースも多いでしょうね。おそらく、"マイナンバー不況"は、夜の繁華街を直撃するでしょう」(北見氏)

実際には、副業で得たギャラを「給与所得」ではなく「事業所得」や「雑所得」として、確定申告時に住民税を自分で納付することにすれば、会社に税額を通知されることはないのだが、これは普通のOLにとっては、なかなかハードルの高い作業ではなかろうか。

昼は派遣社員として働きつつ、夜はデリヘルで働くバツイチで子持ちの春菜さん(32・仮名)が語る。
「娘(5)を女手ひとつで育てるには、昼間の給料だけでは足りないので、仕方なく週に2回くらいデリヘルで働いてますが、夜の仕事のことが周りにバレると、今の職場にはいられません。そうなると、お店を通さないで、バイトするしかないのかも……」

本誌の取材では、同様に考えている風俗嬢の数は少なくなかった。愛人契約やネットで相手を募集するという方法もあるが、店に属さずに働くというのは、突き詰めれば個人売春――いわゆる「立ちんぼ」として客を引くしかない。
「町中で知らない男性に接触するのは怖いけど、なるべく優しそうな人を選んで声をかけようと思っています……」(春菜さん)

むろん、立ちんぼとなれば、税金のかからない収入が得られる一方で、さまざまなリスクがある。
「一見、普通の男でも、個室で1対1になると、どう豹変するかわからない。トラブルになっても、助けに来てくれる人もいないし、危険このうえない。むろん、客の男のほうでも、立ちんぼ相手のプレイはリスクがあるので、やっぱり、ちゃんとした風俗店で遊ぶのがいいと思いますけどね」(風俗ライター)
政府の税務対策がこじ開けた、深い闇。そこから飛び出る夜の蝶たちは、どこにたどり着くのだろうか。
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