なんともはや……大胆に楽しむ一方で、万が一の対応策にはぬかりがない。
「近くに父親が住んでいるんで、週に１回は孫の顔を見にきてもらうんです。もし、男の髪の毛が部屋に残っていても、お父さんのだよ、と言えばＯＫだし」
と、言い訳は用意周到だ。

赤子がいても自宅不倫する人妻がいるだけに、夫と２人だけの奥さんはもっと気軽に楽しんでいるようだ。
「うちの夫は公務員なんで、定時きっかりに仕事が終わるんです。だから逆に、時間が読みやすいんですよ」
と、おっとりとした口調で語るのは、元美容師で現在は専業主婦の柳丘智実さん（34）。優香に似たタイプのオシャレで若々しい人妻で、彼女もやはり、夫以外に"いい人"がいる。

「美容師時代のお客さんで、ルックスはイマイチなんだけど、面白い人。私が美容師を辞めたあとも、たびたび連絡をくれて、あるとき、会うことになったの。今から思うと刺激のない主婦業に飽きていたんだと思う」

相手の彼も既婚者だったが自営業だったので、時間が取りやすかった。
昼間でも会える男は暇な主婦にとって、最高の浮気相手の条件である。結局、Ｗ不倫になったのだが、
「女って体を重ねれば重ねるほど、相手を好きになるんですよね。私は次第に、彼に"もっと会いたい"って気持ちになって。でも、毎回ラブホでは彼もさすがにお金が厳しい。私も会う回数を減らすなら、ウチに来てもらおうかなって」

つまり経済的な理由で自宅不倫が始まった。むろん、最初は怖かったというが、
「いざ自分の家に彼を招待すると思ったら、ドキドキしたんです。彼氏がウチに遊びにくるみたいな感覚で、つい張り切って料理を作って、待っていたんですよね」

結婚後に失った"トキメキ"があったという。そして、自宅不倫セックスでは思わぬ興奮があった。
「ベッドボードに結婚式の写真を置いているんですけど、バックになったとき、写真を見てしまって……。その瞬間、背筋がゾクゾクってなったんですよね」

幸せそうに微笑む夫と自分を見ながら、四つん這いで別の男を受け入れている状況に、智実さんは罪の意識を覚えると同時に、背徳的な快感が走ったという。
「女って、ひどいですよね。写真を見ながら"今、私は見知らぬ男に自宅で強姦されている"みたいな妄想が膨らんだんです。そしたらアソコの奥の奥が緩むというか、夫のアレでさえ入ったことのない"領域"に彼のモノがズーンときて。隣の奥さんにバレそうな大声でイッてしまったんです」

今ではリビングやバスルーム、キッチンなど生活臭のある空間で、夫以外の男に抱かれる自分に興奮すると言うのだ。
「もう少し暖かくなったらベランダで……なんて、彼と計画しているんです」

それでも夫は何も知らないまま、今日も真面目に定時に妻の待つ家に帰ってくるのだから、哀れだ……。