まずは"カネ"。芸能活動一本で生活できるグラドルは、ほんの一握りである。
「お金に困ったアイドルの話？　マルチ商法の勧誘をやりまくったのが事務所にバレて、グループを脱退させられた子がいたんだって。その子、表向きには"卒業"ってことになってるけど」
とノッケから仰天の証言をするのは、童顔に不釣合いなＦカップがまぶしいアリサちゃん（仮名＝以下同）。

例に漏れず、自身も"副業"でメシを食っているという。
「キャバ嬢ですよ。グラビアの仕事が入ったら、いつでも休めるような、でも、給料も良いバイトじゃないとできないもん」（前同）

２年ほど前、売り出し中のアイドルが本厚木のピンサロに風俗嬢として勤務していたという、あるまじきバイトが発覚（と同時に解雇）。グラドルと"夜のお仕事""水商売"は切っても切れない関係にあるようだ。
「業界人が集まるパーティにメチャ行ってる！　仕事につながりそうな会を選んで、（自分の所属事務所の）社長やマネージャーと一緒に積極的に参加してます」
と言うのはスレンダー系の元気っ子、かおるちゃん。

「タダでご飯も食べられるし、お酒も飲める。飲みすぎて、ひどく酔っ払うときもあるけど、そうなっても、"おまえ面白いな""かわいいヤツだ""しょうがないな"って、おじさんたちは喜んでくれる（笑）」（前同）

加えて、
「こういうのに参加したときの"お車代"がバカにならない。いいときだと２～３万円出るんです」（同）

テレビに映らない場所に、"芸能界のお仕事"は確実に存在するのだ。男たちは"カネと仕事"をチラつかせ、彼女たちは"大人の世界"に足を踏み入れるのだ。こうした中で生まれ、習慣として根づいてきたのが、"枕営業"だという。
「グループアイドルは、歌にダンスと商売上の"武器"がある。一方、グラドルの"武器"は自分のカラダ。グラドルのほうが、より枕営業の現場に近いんです」
と言うのは、芸能プロ幹部。太陽のような笑顔、目を引くボディで日本男児を魅了する彼女たちの中には、常に"危ない仕事"とのボーダーラインに立っている人も少なくないという。

「グラビア界で幅を利かせている某有力事務所Ｘは、仕事として枕営業を推奨しています。テレビ局のお坊ちゃん社員などは、仕組まれたとも知らず彼女たちとセックスをし、仕事をあてがっているんです」（前同）

テレビで急に顔を見るようになったあのグラドルも、ブレイクは"ウラの仕事"ゆえか。三十路手前のフェロモン系美女、ゆりあちゃんはこう言う。
「この業界でのし上がっていきたい人にとって、マクラ（枕営業）は通過儀礼みたいなもの。やってる人は思っているより、ずっと多いと思いますよ」

同衾が、より現金に近い世界もある。ぽっちゃり系で事務所が売り出し中の莉乃ちゃんは、こう話す。
「生活を安定させるために"愛人"になるのも同じ。最初にポーンと２００万円とかもらって、あとは一晩２０万円でヤレば、都内の高級マンションに住まわせてもらえるんですから、割り切っちゃえばＯＫ。私は絶対、嫌ですけど（苦笑）」

ちなみに、彼女たちグラドルだけがわかる"愛人になりました"とのサインがあるという。「ブログに"引っ越しました""ゴルフ始めました"なんて記事があったら、かなり臭い。ブレイクもしてない段階のグラドルの収入で、そんなお金あるわけないじゃんって生活が見えたら、ほぼ間違いないですね（笑）」（アリサさん）

もちろん、みんながみんな"愛人"になっているわけではないだろうが……。