足をピンと伸ばした体位で！

さて、今回の取材では、多くの女性が「オナニーのとき、足をピンと伸ばしてつっぱったほうがイキやすい」と答えている。
これがすべての年代の女性がこう答えており、逆に20代の若い女性からは「足をピンと伸ばさないとイケない」という意見も多く寄せられた。
AVとともに育った現代の男からすれば、女性の自慰はハシタないほど足を大きく開いて、陰部を弄っている姿が思い浮かぶが、実はそうではない。女性は足をピンと伸ばしたほうが股間に力が入り、イキやすくなるというのだ。
女性が、「オナニー時にイキやすい」この法則はセックスでも同じこと。つまり、セックス発展途上の女性にとっては、足を曲げて挿入される体位より、つま先までピンと伸ばせる体位のほうがイキやすいのである。
そこで今回、女性が「イキやすい」と答えてくれた体位をイラストにしてみた。
正常位では女性の足を男性が軽く支え、ピンと伸ばした姿勢にするものだが、カラダと脚の角度が90度になると、カラダの固い女性は逆にイキづらくなるので、お尻の下に枕などをいれると効果的。
後背位ではいわゆる“立ちバック”の体勢で、つま先を無理なく伸ばせるように、男性が女性の腰を引き上げてあげるようにするのがベスト。
座位ではカラダと脚の角度が90度にならないように、男性が倒れる女性を支えてあげること。両足がキツイ場合は片足をピンと伸ばすだけでも女性はイケる。側位では男性が上のほうの脚を持って軽く引っ張ってあげるようにすると、女性はイキやすい。
また、これらの体位でセックスをする場合、挿入深度が浅くなるためピストンは“突く”よりも“引く”ほうを重視したほうがよい。
実は、女性の中にはガンガン突かれるよりも、ペニスが出て行く瞬間が気持ちいいという人も多い。
膣の中に指を入れ、ピストン運動によって女性をイカせようとするとき、あなたの指はどんな動きになっているであろうか。おそらく無意識のうちに引くほうに力を入れていることであろう。
その原理と一緒で、セックスによる腰運動もGスポットに「カリ首」をひっかけるようにしたほうが女性はイキやすく、また、男性側はイキづらいのである。
この体位と腰運動に、さらに前述したクリトリスを絡めたセックスに努めれば鬼に金棒といえよう。