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70過ぎてしている人は元気!
――男女ともに更年期を迎えると、セックスを楽しむには健康が重要になってきますが、そのための秘訣ってありますか?
篠﨑「女性の場合、ホルモン療法以外ですと、骨盤体操をお勧めします。年とともに"ユルくなる"ということがありますよね。これを防ぐ効果があります。肛門と膣の筋肉はつながっているので、そこを鍛えれば、かなり改善されるんです。
お尻にキュッと力を入れて締めるだけ。これならテレビを見ながらでもできますしね。もともと出産や加齢による子宮下垂、脱下を防ぐため骨盤を支える筋肉を鍛えるのが目的の体操ですが、より締まるようになるので、セックスの具合もよくなるはずです」
――男性の場合は、何か、ありますか?
松村「勃起力を維持するには、とにかく血流が重要です。陰茎というのはすごく細いので、動脈硬化を起こすと、途端に勃起力も落ちるんです。それを防ぐためには、食事での脂質の過剰な摂取は控える。適度な運動をする。いわゆるメタボ対策と同じことをすれば、ED予防になりますよ」
――男性の場合、普通に健康であれば、いつまでもセックスは楽しめるということでしょうか。
松村「そのとおりです。元気だからセックスしているのか、セックスしているから元気なのかはわかりませんが、ハッキリ言えるのは70歳を過ぎてもしている人は、元気な人が多いということです」
――スケベほど長生きするということですね。女性のように、男性ホルモンを使えば、元気になるということはあるんですか?
早乙女「多少は効果あるでしょうけど……やりすぎると体のバランスを崩して、最中に心筋梗塞を起こす可能性もあるので、お勧めしませんね」
――体の変化に寄り添い楽しむ!では具体的に、中高年カップルにお勧めのセックス法はありますか?
早乙女「体力も落ちていますので、無理をしないで、時間をかけてするのがよいんじゃないでしょうか」
松村「女性は濡れにくくなっていますからね。その点でも、時間をかけたほうがよいでしょう」
篠﨑「私もスローセックスを推奨します。リラックスして五感を刺激することが大事です。急ぐのではなく、ゆっくりと、ですね」
8月29日公開のvol.4に続く・・・。