病院へたどり着くまでのタクシーの運転手さんもとても優しく、運転中ずっと心配の声をかけてくれました。正直話すのもしんどかったので返事をするのが億劫だったのですがお気持ちはとてもありがたかったです。うまく返せず申し訳なかったです。そして病院のスタッフさんもとても素晴らしく、到着してもなお嘔吐を繰り返しゲロまみれのきったねえわたしにも嫌な顔ひとつせずにきちんと対応していただき、いろいろ検査をするために院内を移動するときもわざわざ車椅子を用意してくださり腕にぶっ刺さった点滴とともにガラガラと院内を闊歩する様はまるで大病を患っているかのような風体になり少し恥ずかしかったのですが夜間受付と朝の受付の合間の時間に突如やってきたゲロ女にあらゆる気遣いをしてくださったのは本当に本当に嬉しかったです。

検査の結果急性胃腸炎であることがわかり、そのまま薬を処方していただき再びタクシーで帰路につき家についたのはお昼ごろでした。

夜中に体調を崩してからは救急センターの電話対応してくれたおじさん、タクシー運転手の方、病院スタッフのみなさんといろんな方のお世話になってしまいました。心細い状態のわたしにとってどれほどたのもしい存在だったのかは言うまでもありません…！

世の中は誰かの仕事で成り立っている、とコーヒーのCMではありませんが本当にそうだなと改めて思った長い一日のことでした。のび太が6月に祝日が無いことを憂いて急遽国民全員が何もしない一日を設けたことがありますが、のび太の学校が休みになったのはもちろんテレビのニュースキャスターもお休みで録画放送になり、パパも仕事を休み家でダラダラ、ママも何もしないので朝ごはんすら出てこず、ご飯を買うために外に出てもお店がすべて閉まっており困り果てたのび太はついに何もしない日を撤回したという回がドラえもんにはありますが、誰かの仕事は誰かのためになっていることを子どもにも分かりやすいように描かれたお話ですよね。

わたしもこのお仕事をしているのが誰かのためになっていたり、誰かの力になっていたりしていたらいいなと思います。

明け方から病院にたくさんお世話になった今日でした????急性胃腸炎でした、みんなもご自愛してください????#かのちゃんえらい pic.twitter.com/D7cfaJBgFY

— 架乃ゆら????写真展8/6～15 (@kano_yura) July 3, 2021

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