10月10日は「レジェンド男優、加藤鷹の日」

　一般的には10月17日は「カラオケ文化の日」ですが、私にとっては「レジェンド男優、加藤鷹の日」です。
　何故10月17日が、私が尊敬してやまない「レジェンド男優・加藤鷹の日」かと申しますと、加藤（かとう→とう＝10）、（加藤鷹さんの勃起時の股間サイズが17cm＝17）の語呂から10月17日をこう名付けさせて頂きました。

　男だったら知らぬ者はいないであろう、男優として日本一の知名度を誇り、2013年に引退するまでの26年間で実に15,000本以上もの作品に出演されたレジェンド男優の加藤鷹さん。今では当たり前なプレイ「潮吹き」を業界で確立させた人物でもあり、今のAVがあるのは間違いなく加藤鷹さんのお陰なのであります。

　私はそんな尊敬してやまない師匠と1度、とある番組の収録でお会いさせて頂いたことがございます。思っていたよりも背が高く、オーラもあいまって190cmくらいに見え、歯が真っ白で笑顔が眩しく、とにかく格好良かったです。

　緊張しながらも自己紹介をすると、加藤さんは私が、番組内で披露する予定のAVあるあるネタを仕込んでいるフリップを見つけ「お！あるあるをやるのかい。なら次でいいから劇場でこのあるあるかやってくれよ！」とおっしゃり、一つネタを伝授して頂きました。

　それは「女優さんが潮吹きをする時に、力が入り過ぎて脱糞しがち」というあるあるでした。

　レジェンドだからこそ辿り着いたであろう玄人向けのあるあるに、私は大爆笑を通り越し、感動を覚えました。そして私は師匠に「ありがとうございます。明日劇場で必ずやらさせて頂きます。」と約束し、先に収録を終えられていた師匠は現場を後にされました。

　この時、私は一つ重要な事を忘れていました。それは、コンプライアンスの存在でございました。普段やっているAVネタの時点で、アンケートには罵詈雑言ばかり書かれているのに、「潮吹き」や「脱糞」だなんてワードを言ったら、劇場終わりに闇討ちされてしまうのではないか。という不安が襲いました。

　しかし、AV大好き芸人でやっている今の自分があるのは、間違いなく師匠のお陰なので、約束を果たすべく翌日劇場で、頂いたネタを披露致しました。

　結果は、女性からは睨まれていましたが、男性の乾いた笑い声がシーンとした劇場に響き渡り、それに釣られるように周りの男性陣に大笑いして頂きました。人生最初で最後と言っていいほどの、拍手笑いが会場を包み込みました。

　そのあと、見ていた吉本の社員の方に案の定呼び出され、「次こんなネタやったら、岡本社長に言ってお前をクビにするからな。」と、キツくお灸を添えられてしまい、このネタは1日限りで封印され、僕の中での伝説(レジェンド)となったのでありました。

【付録】

10月17日のエロ言葉「ゴールドフィンガー」

　ゴールドフィンガーとは、加藤鷹さんが女優を手マンにより潮吹きさせる際に繰り出す秘技。別名、加藤式。スタンダードな手マンは中指と薬指を使用するが、ゴールフィンガーは人差し指と中指を使用し、指の角度を17.5度にすることによりGスポットに的確に当て掻き出すように刺激する。こうすることにより、潮が飛ぶ勢いと飛距離が増し、AVにおいては見栄えが良い。トレードマークのゴールドフィンガーポーズは脚本家の宮藤官九郎氏が考案。

【リボルバー・ヘッドプロフィール】

吉本興業所属のAV大好き芸人。芸歴5年目。握手会でお会いした女優さんは200名以上。過去、観た作品数はイチロー選手の安打世界記録（4367本）越え。SOD本社で単独ライブ開催。ネタは、50音全ての女優、男優、監督さんの紹介ギャグやAVあるある、AV紙芝居など。毎日Twitter（ @RevolverHead01 ）にて、毎日AV界情報番組ヒルヌキ&レビューを投稿。主に、渋谷∞ホールや神保町花月で活動している。