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「オヤハル」の略称で親しまれた夏ドラ『親バカ青春白書』(日本テレビ系)が、無事最終回を迎えた。全7回と比較的短めのドラマだったが、奇抜な設定と出演者の好演もあって、評判を呼んだのだ。
主人公はムロツヨシ演じる小比賀太郎(おびか・たろう)という小説家。通称ガタロー。愛する妻・幸子(新垣結衣)に先立たれて娘・さくら(永野芽郁)と二人暮らしなのだが、この主人公が娘のことが好きすぎて、同じ大学の同級生になってしまうというとんでもない設定。
親バカの極みだが、なぜかさくらの同級生たちとも仲良くなり、周りもその存在を受け入れてしまうのだ。この設定はムロツヨシという存在がなければ、成立しないだろう。大学生の親の世代の役者で、基本的にコミカル。大学生の同級生として違和感なくそこにいて、娘との関係に妙な近親相姦的な匂いを感じさせない絶妙の立ち位置。
娘の同級生役の今田美桜や小野花梨とも妖しげな雰囲気になりかけるのだが、決して一線は超えない。それは、いまだに亡き妻・新垣結衣のことが好きでたまらないからなのだが、時折挟み込まれる回想シーンでの新垣の可愛さといったら、たまらない。
考えてみたら、新垣は恋ダンスで話題になった『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)以来、二年ぶりの民放連ドラ登場なのだが、相変わらずキュートな表情を見せてくれて、視聴者を癒してくれる。回想シーン以外では写真でしか登場しないのだが、こんなきれいな奥さんがいたら、ガタローの心もなかなか他の女性には向かないだろう、と思わせてくれる。新垣は最終回では、実は「元ヤン』だったという設定で、特攻服のコスプレも見せてくれたが、それもキュートだった。
そして、永野芽郁。NHK朝ドラ『半分、青い。』の主人公よりも精神的に幼く、ド天然の娘を好演している。恋人となった畠(中川大志)とキスしようとするタイミングで、必ずガタローが現れ、キスを阻止するという「繰り返しギャグ」も笑わせてくれた。
今田美桜は、『半沢直樹』(TBS系)にも出ていて、証券会社での半沢の部下を演じたが、ここでは今どきの大学生をリアルに演じてくれた。半沢で、出なくなった頃、この番組が始まったので、「連続して今田美桜が見られる」と喜んだファンも多かったのではないだろうか。
ガタローとキスをして妙な雰囲気になってしまう小野花梨も、存在感を発揮していた。視聴者も中年男のガタロー=ムロツヨシとともに、可愛い盛りの若手女優たちとキャンパスライフを楽しめた感じ。
好評のうちに幕を閉じた同番組に対して、ムロツヨシはTwitterで「続きやる、やります(^^) 親バカ青春白書 続編決定! こんな嘘ニュースを流す男になりました みてて、ください」と続編への期待を匂わせるツイートを発信。近いうちに、またあの「続き」がみられるかもしれない。
- (文)中村誠一『週刊大衆』専属記者。【Twitter】@SayEach
- (編集)スナイパー神津『週刊大衆』編集部員。【Blog】https://sniperkozu.com/
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