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※はじめに
この連載は中高年の皆様に素晴らしき日本の性文化への憧憬をさらに深めていただくために、東京・吉原に書店を構える「カストリ書房」の店主・渡辺豪氏に毎回、お勧めの本や雑誌を紹介いただくものです。
カストリ書房は遊郭専門書店として2015年に誕生し、店主の渡辺氏は自らも遊郭、赤線、青線があった地域を巡って聴き取り調査や取材を行なっており、これまでに訪れた場所は約500箇所。現在も書店を運営する傍ら様々な日本の性文化に関する文献の考察やイベントを行なっております。
夕やけ大衆では、そんな渡辺氏が未来永劫残したい「性書」を厳選してご紹介いたします。さあ皆様、知識と誘惑の扉を開いてみましょう。
〈夕やけ大衆編集長より〉
第15回『聞書き 遊廓成駒屋』神崎宣武著(ちくま文庫)
「尾張名古屋は城でもつ」と、名古屋の繁栄ぶりを伝えるが、この民謡が唄い継がれる背景には、名古屋人の派手好きがあると言われるが、遊廓にも名古屋人の派手好きが現れている。
名古屋市の大名的な遊廓として知られる中村遊廓は、開業当時、日本一どころか東洋一を称した。現在は中京地方最大のソープランド街となっている。
近世から続く売春街が、移転を重ね、大正12年に最終的に落ちついたのが、現在中村区にある旧中村遊廓である。
広さ3万1千坪と、東京の吉原遊廓の2万7千坪を超える巨大な遊廓だった。
昭和12年時の中村遊廓と吉原遊廓にいたそれぞれの遊女数は、1,983人と2,982人と吉原が約1,000人上回っているが、これを娼家一軒あたりの遊女数に直すと、中村は14人に対して吉原は9人と逆転する。すなわち、中村は店舗規模が大きい高級店が多かったと推定できる。
本書はノンフィクション。昭和52年に民俗学者である著者は、中村遊廓跡で娼家を取り壊し真っ最中の現場に出くわす。民俗学者の興味から、娼家で使われいた民具の類いを一切引き取ることになったが、素人の世界ではどのような用途にあったのか全く分からない道具も多く、著者が綿密に調べていく。
そう書くと何やら小難しそうに聞こえるかも知れないが、かつて遣り手婆(娼家における現場責任者)を務めており、著者が訪ねた当時、ソープランドを経営していた「お秀さん」という老婆との交流が横糸のように折り込まれており、憎めないお秀さんキャラクターと相まって専門的な知識がなくとも充分面白い。遊廓に興味のある人であれば、ページを繰る手が止まらなくなるはず。
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『聞書き 遊廓成駒屋』神崎宣武著(ちくま文庫)
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