酒に酔い、女性に甘い言葉をささやかれると、男はつい「オレに惚れている」と思い込んでしまう。「まあ、そんなふうに思わせるのも、お水のテクニックなんだけど」と艶然と笑いながら話すのは、新宿のバーで働く優子さん（３８）。「お客さんが煮詰まってきたら、どうするかって？　私の場合、“パリに連れて行ってくれるなら”って言うの。パリじゃ、時間と費用が大変ですからね（笑）」

　こんな海千山千の彼女も、ＯＬから転職したばかりの頃、ある客と関係を持ったことがあるという。「いつもカウンターの端に座って黙々とダブルを３杯。そして飲んだら、さっと帰るお客さんがいたんです。その声や仕草が、昔つきあっていた男性に似てて……私がＯＬを辞めて転職したのも、その男との別れがきっかけだったんですけどね」

　ある日の閉店後、優子さんは家に帰る途中、彼とバッタリ出会ってしまった。すると彼女は、自分から彼を誘って飲むことに。「私、店ではそんなに酔わないんだけど、外で飲むと酔いが早いのよ。で、そのまま彼の部屋に行ってエッチしたんだけど、“おっぱいギュッと握って”とか、“（入れているとき）キスして”とか、いろいろ注文をつけたの。それって、昔の男がよくしてくれた愛撫だったんですよね（笑）」

　ガードの堅い飲み屋美女たちは、普段節制している分、何かのきっかけがあると、堰を切ったように欲望があふれだしてしまうのかもしれない。だが、その一方で、最近の若い飲み屋美女の中には、意外と簡単に転ぶ子も多いようだ。

　渋谷のキャバクラでバイトをしている優奈ちゃん（２１）はモデル並みのルックスの美女だが、「何度もお客様とエッチしている」と、あっけらかんと打ち明ける。「お店の先輩から“安売りしたら、お客さんがすぐ離れるよ”って言われてるんだけど、ダメなんです。お酒を飲むと、ストライクゾーンが広がっちゃうの。でも、こないだエッチしたお客さんが父と同じ５９歳だったのを知ったときは、さすがに反省しました（笑）」

　こんな飲み屋美女に巡り合いたい……。