“業者抜き”も増加している！

そんな彼女は、Ｎと関係を持ったワケをこう話す。
「こう言ったら何だけど、相手はＮさんでなくても構わなかったんです。もう一人、ラインで連絡を取り合った４０代後半の男性がいたんだけど、なんかグダグダ書いてきて、面倒臭いなと思ったの（笑）」

実は今回が結婚して初めての浮気だったのだが、セックスはどうでした？
「いや～、驚きましたよ～。だって、夫とは全然違いましたから。私、結婚前も、そんなに男性を知っていたわけじゃないんですが、きっとＮさんはお上手なんだろうと思います（笑）。ベッドに入ると、足の指から太もも、アソコとかもオーラルをしてくれて……それに、もっと恥ずかしいところも舌で愛撫されて……」

由美子さんは顔を赤らめ、小さな声で「あんなところ、夫には指でさえ触られたことがないんです」と言って続ける。
「最初は恥ずかしくて、どうにか逃れようとしたけど、ガシッとお尻を押さえられて動けないんです。そのうちに、なんか感じ始めたこともあって（笑）。あんなところも愛撫の対象になるんだって初めて知りました。でも、Ｎさんとは最初から１回きりのつもりなので、もう会う気はありません」

こう言って店を出た彼女だが、性風俗事情に詳しいドキュメント作家の酒井あゆみさんは、「既婚者の不倫活パーティは今後も増える」と見ている。
「特に４０代の人妻は“ダンナが求めるのはフェラチオだけ。普通のセックスをしたい”なんて人が多いですからね。欲求不満の奥さんたちが外でちょっとガス抜きしたいとき、不倫活パーティはうってつけなんです。“銀座でお食事”なんて、女性好みでソフトな出会いを演出しているのも、人気になった秘密でしょう」

最近はスマホやラインなどの普及で、業者抜きの“既婚者合コン”も増えている。東京郊外に住む専業主婦の梓さん（４２・仮名）は、男女１５人からなる合コングループに入っているという。
「最初は親しい奥さん３人ぐらいと出会い系サイトを利用した合コンをしていたんだけど、参加したいという人が増えちゃって（笑）。男性のメンバーも加わり、合コンの自主運営クラブみたいになったんです」

ラインで＜美味しいイタリアレストランを見つけました。ご一緒にいかがですか＞といった連絡が回り、参加したい人が集まる。
「メンバーは既婚者だけで、その後、お酒を飲みに行ったり、場合によってはホテルとかにも行くんだけど、みんな上手に利用してるみたいです」（梓さん）

不倫が“密通”なんていわれたのは、遠い昔の話。今は業者が不倫サークルを組織し、人妻たちが“合コンサークル”をスマホやラインの中に作る時代。
いやはや、カラダを持て余した人妻や密通男には、いい時代になったのでしょうが……。