狙いは、もちろんアバンチュール派

「このパーティのとき、気に入った人とラインのＩＤやメールアドレスなどを教え合うんですが、僕は参加した女性の２～３人とラインのＩＤを交換しました」（Ｎ）
その後、連絡を取り合い、１人とは２日後に食事、もう１人とは４日後にお茶をした。Ｎによると、女性の参加者は「子どもに手がかからなくなったから、たまにはワイワイと飲みたい」とか「毎日、同じことの繰り返しで刺激がないから」という“息抜き派”が半分。あと半分はズバリ、セックスをしたい“アバンチュール派”だという。

Ｎの狙いは、もちろんアバンチュール派だ。人妻とあって、大学生のセックス目的のサークル“ヤリサー”のように、パーティがあったその日に即ホテルとはいかないが、ラインで連絡を取り合って会うときは、すでに、どの相手もヤル気満々だったという。

「お茶した人妻も食事の人妻も、会ったときから“ヤリたいオーラ”がムンムン出ていて、話をしていると、“専業主婦で家にばかりいるから、毎日がつまんないの”とか“ダンナともう３年半もセックスレスなの”なんて、色っぽい目でジーッと、僕を見つめてくるんです。こうだから、もう言葉なんかいりません。店を出たあと、“じゃあ、そろそろホテルに行きましょうか”で十分でした（笑）。相手もあっさりしたもので“そうね”と、ためらいもなく応じてくれました」

それにしても人妻はいったい、なぜパーティに参加し、会ったばかりの腹ポコ、非イケメン男と簡単に関係を持つのか。Ｎに頼み、２回目のパーティで会い、体の関係も持ったという由美子さん（４０・仮名）に話を聞いた。渋谷のファミレスで会った彼女はちょっと太めながら、色白で美肌の美人妻だ。

「パーティに参加したのは、夫（４０代半ば＝商社勤務）の浮気に対するリベンジみたいな気持ちがあったんです。とりあえず私も浮気したら気が収まるだろうと思って……」
Ａ社に登録したのは、男性の身元がしっかりしていて（パーティに参加するときに身分証明書の提示を求められる）、パーティ会場での撮影禁止など、プライバシーが守られることが決め手になったのだという。