さらに、肌の露出はゼロなのに、ミョ～に色っぽく、ソソられるＣＭもある。石原さとみ（２９）が出演しているサントリー『ふんわり鏡月』のＣＭが、まさにそれだ。どのバージョンも、石原がグラスを片手にカメラ目線で話しかけるというパターンは同じなのだが、「間接キス、してみ？」など、いたずっらっぽい表情で扇情的なセリフを投げかける様子が、男心をたまらなく引きつけるのだ。

その最新ＣＭ「花言葉編」では、石原がカメラに向かって、こう話しかける。「アセロラの花言葉って愛の芽生えなんだって」その後、少し間を置き、「……ちょっと、芽生えてみる？　芽生えっちゃう？」そして最後に、「も～、芽生えすぎ～！」と微笑むというもの。視聴者は、石原から直接話しかけられたかのように錯覚してしまうのがミソだ。

広瀬すず（１７）が昨年、出演した明星食品『一平ちゃん　夜店の焼そば』のＣＭは、彼女がからしマヨネーズソースを「ぶっちゅ～ん」と唇を突き出しながら焼そばに搾り出し、最後に、「全部、出たと？」と尋ねるというもの。
「搾り出した後に“全部、出たと？”は卑猥（ひわい）過ぎると物議を醸し、“好きな人、おると？”というセリフに差し替えになったんです」（前出のテレビ誌記者）

同ＣＭの最新版「かわいい編」は、広瀬がセーラー服の夏服を着て登場。「ねぇ、私のこと好き？　食べちゃいたいくらい？」と上目遣いで言ってからソースを搾り、最後に、「残したら許さないぞ！」と、怒り顔を見せる。
心が揺さぶられるキュート過ぎるＣＭだが、「前作は彼女の使う博多弁の魅力が大きかったんですよ。あれに比べると今回はフツーかな。ま、広瀬がすごくかわいいので許しますけどね（笑）」（下関氏）

思わせぶりという意味では、早見あかり（２１）が出演しているソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』のＣＭも、なかなかだ。早見は、現在のももいろクローバーＺの元メンバーで、今は女優としてドラマやバラエティに引っ張りだこ。“ハーフタレントではないか？”との噂も出るほど秀麗な顔立ちの持ち主だ。

その彼女が扮する女子高生と男子生徒の図書室でのやりとりが“暗喩”になっているとしか思えないのだ。
「ねぇ、女子も一人でグラブるってホント？」
「え？　するわけないじゃん。……してたとしても言うわけなくない？」

小さな声で、秘め事のように話す２人。
「このＣＭはいくつかバージョンがありますが、これは明らかに“連想”させるように作ってますね。途中で早見の真っ赤な唇がアップになるのもエッチ。彼女は美形なだけに、よけいに淫靡（いんび）なんですよ」（下関氏）

一方、スマホ向けゲーム『三国天武』のＣＭで一躍注目されたのが、女優でグラドルの片山萌美（２５）。セクシーな赤の着物風ドレスをまとって教壇に立った彼女が、胸の谷間や太ももを露わにしながら、生徒たちに「落としてみなさい！」と命じるというものだ。
「２０１２年の『ミス日本ネイチャー』を受賞した、彼女の身長１７０センチ、バスト９１センチのＧカップというド迫力ボディを目にしたら、“この子、誰？”と絶対に気になる。事実、グラドルとして人気急上昇中です」（前出の織田氏）