知られざるブラジャーの秘密

乳首の色や形は十人十色。山下さんによると、白人女性は基本的に乳首がピンク色で、黒人は黒色、黄色人種はピンクから黒っぽい色まで多種色になっているという。
「年を経るにつれ、乳首に色素が沈着するため、黒っぽくなっていきます。ただ若い女性でも、きついブラをして乳首がこすれる時間が長い場合は、色素が沈着して黒ずんでくることがあります」（山下さん）

女性は興奮すると乳首が立つといわれるが、エッチな気分にならなくても、乳首が立つことはあるという。
「寒いと乳首が硬くなるんです。でも、これは男性と同じで、縮こまって硬くなるためです。性的興奮でも硬くなるんですが、これは乳首が充血するからでしょう」（前出の岩井さん）

だが、寒かったり、エッチな気分にならなくても、乳首が立つこともある。
「Ｔシャツにノーブラジャーでこすれても立ちますし、自分の指で摘んだりすると立ったりもします。あとは脳内刺激というか、私の場合、撮影で乳首を立たせたいとき、乳首に意識を集中させて“乳首よ、立てぇ!?”と念を込めても立ちます（笑）」（白石さん）

セックスの相手と赤ん坊で、乳首の吸い方に違いはあるのだろうか？
「子どもが乳首を吸うときは、乳輪全体を口に含んで吸い、乳首は舌で支えるだけです。愛撫の吸い方とは全然違いますね。ま、どっちにしても、授乳しているときに感じることはありませんが（笑）」（ＭＡＣＯさん）

バカなことを聞いたついでに、もう一つ。女性はパイズリしてるとき、気持ちいいのか？
「パイズリの際は両手で胸を寄せて、その間に男性器をギュッと包み込むんですが、このとき乳首で男性器をこすると、乳首が気持ちいいですね」（白石さん）
香西さんも、「自分の乳首で相手の裏スジなどをクリクリすると、興奮するし、乳首にツンとした快感がある」と言う。
パイズリで女性も気持ちよくさせるには、乳首を使わせることがポイントのようだ。

さて、おっぱいを語るにあたり、避けて通れないのがブラジャーの話。
ブラのカップ数は、お乳の「麓（アンダー）と頂上（バストトップ）の高低差」で決まり、その差が１０センチなら「Ａカップ」、以下、２.５センチごとに１カップずつ上がっていく。
「アンダー７０のＥカップ」だと、バストの周囲は９０センチになるのだ。

「最初にブラをつけるときって、本当にすごく恥ずかしかったですよね」
こう打ち明けるのは香西さん。彼女は早熟だったため、小学３年生のときにブラが必要になったという。
「でも、その当時はクラスで、まだ誰もブラをつけていなかったんです。早く他の子がつけないかなと思ってました（笑）」

国産ブラジャー第一号は、１９５２年にワコールから発売された。６０年以上の歴史があるにもかかわらず、ＭＡＣＯさんによると、「自分に合うブラをつけてない女性がとても多い」という。
「最初にブラジャーのサイズをお店の人に測ってもらうとき、恥ずかしそうに前屈みになってメジャーを当てる人が多いんですね。こうすると、どうしても小さめのブラを選ぶことになり、そのままずっと使い続ける人が多いんです」

小さなブラをつけると、ブラジャーのヒモが脇に食い込み、おっぱいの形を整える補正効果も生まれない。
「胸を張って、理想の位置にまで乳房を持ち上げるようにしてサイズを測るようにすれば、補正効果が出て美乳になるんですが……」
ＭＡＣＯさんのセミナーでは、まず自分に合ったブラを選ぶ指導をするという。
「こうすると、Ａカップの人はＢに、Ｂの人はＣになることが多いんです」