意外と知らない各国のエッチ事情を一挙出し。ナマ大好き中国人！　前戯不要のロシア人！　フェラが違法な国は？

隣に住む夫婦がどんな夜の営みをしているのか、それすら分からないのが常。日本と同じアジア諸国の"性文化"も驚きの連続だ。
まずは中国。ＡＶどころか、映画ですら官能的なシーンは一切ＮＧなのに"生ハメ率"はアジア随一。
「コンドームブランド『デュレックス』の調査によると、中国のゴムなしセックス経験は５９％で世界３位。ちなみに１位はチェコ共和国（６５％）で、２位はブルガリア（６２％）です」

こう説明するのは『世界のエッチなトリヴィア』の著書がある石原行雄氏。
ちなみに、「男性にゴムの使用を拒否されたら、生ハメを許してしまう」のは、世界でも断トツで中国女性（７０％）だという。
だが、その一方で、
「中国をはじめ、カンボジアやベトナムなど、東南アジアではフェラチオをしないんです。特に中国は、口は物を食べる神聖な器官という考えがあり、性器を口に含むなど言語道断。ただ最近、アメリカで発売されたフェラ教本が中国人女性の間で大ブームに。"これで男が逃げない"と大評判だそうです」（旅行会社・海外添乗員男性）

また、０７年まで「自然の摂理に反する性行為を行った者は、最高で１０年の禁固刑」とし、フェラチオを禁止していたのがシンガポール。
２００３年には、こんな事件が起きている。「２７歳の男性警察官が、１６歳の少女にフェラチオをさせたとして、逮捕されたんです」（風俗ライター）
それなら、日本でも淫行条例に引っかかるが……。
「いえ、シンガポールでは女性が１６歳以上なら、挿入するのはセーフなんです。問題なのは、フェラチオのほう」（前同）

意外な「へぇ～」では、タイにニューハーフ美女が多い理由だろう。実はこれ、兵役を逃れるためという。
「徴兵は男子だけなんで、タマを取れば兵隊にならずに済む。徴兵逃れは弱虫と非難されかねませんが、そうした攻撃はほぼなし。彼らが文字どおり、危険な手術で体を張っているからでしょう」（前出の石原氏）

体を張るといえば、ベトナムのラブホ利用も、その一つ。未婚の男女がラブホに出入りすると摘発されるという。それどころか、
「風紀を乱した犯罪者として、新聞に実名報道までされるんです」（海外出張の多い商社勤務の男性）

恥ずかしい限りだが、恥ずかしいと思う感覚も、国によって違う。インドではゴムを使う男性は「根性なし」と笑われるという。
「だから、人口が激増する事態に。どこまでもゴムなしにこだわる彼らが考えた苦肉の策が"素股"でした。これなら妊娠することなく楽しめる。ちなみに、４世紀に書かれたインドの大性典『カーマスートラ』には、素股の奥義も数多く記されています」（前同）

アジアの中ですら、こうも違う性文化。だが、アジアで広く使われているセックスの隠語もある。それが「ジキジキ」と「ボンボン」だ。意味深な目配せとともに、ささやかれるという。
「人差し指と中指の間から親指を覗かせるハンドサインも、世界共通のアレの合図です」（前出の添乗員）
「ジキジキ」と、このハンドサインを覚えておけば、異国の地でも"ムラムラ処理"に困ることなし!?

では、南国も見ていこう。仰天なのが、パプアニューギニアの成人儀式だ。
「この国の男性は大人になるため、男同士でフェラをして"ゴックン"するんです。男の分泌液をたっぷり飲むことで"本当の男"になるとか」（石原氏）

では、ハワイを含むポリネシアの島々には、どのような風習が？　日本でも一時期、挿入後１時間は動かないという"ポリネシアンセックス"がブームになったことを記憶されている方も多いだろう。
「ポリネシアンセックスは生活習慣に過ぎません。この地域は１年中、暑さが続く。炎天下で激しいピストン運動をしたら、命取りになりかねません。その気候から生まれた必然の性交術です」（前出の商社勤務）

意外な一面を覗かせたのはオセアニアの２大国家。
前出のデュレックス調査で、「セックス中に感じたふりをする」女性が、１位はオーストラリア（４７％）、２位がニュージーランド（４６％）だったのだ。大自然に囲まれた人々も、意外に気を遣っているようで!?

では、北に向かおう。北極圏と、その周辺に住む人々の文化は興味深い。
「家長が、友人や客人をもてなす際、自分の妻を一晩貸し出すというシステムがあるんです」（石原氏）
日本でも"寝取られ妻"は一部でブームだが、そういう意味ではないという。
「過酷な状況で生活をするため、みんなで支えあう文化が根づいているんです。妻を貸し出すことで、"兄弟"となり、絆を深めるんです」（前同）