若い女は意外に年上が好き。「どうせ俺なんて」とは諦めないで！　チャンスはホラそこに待っておりますぞ！

若い男が草食化する一方、中高年の見た目の年齢が下がったせいだろうか、最近は「父親世代の男性とつきあうのも別に抵抗がない」という２０～３０代女性が増えているという。

オジサンである記者はひがみっぽいから「そりゃ芸能人とか金持ちだけだろ」と言いたくなるのだが、そうでもないらしい。
看護師の片桐えみ子さん（２６・仮名＝以下同）も、その一人。
「だって、話の深みが若い男の子と全然違うんだもん。仕事でも人間関係でも、それからエッチな内容でも、なるほどなあって思うことって多いですよ。結婚生活の秘訣なんか話してくれると"あんた、不倫してるくせに"って突っ込みたくなるけど（笑）、でも、覚えておこうって思うようないいアドバイスをもらえます。比べたら、若い男なんてバカ（笑）」
なるほど、ちょっとうれしくなりますねえ。

「今、私がつきあってる人は５２歳ですけど、女性の気持ちをよく知ってますよ。デートも、テーブルにキャンドルがあるような店に連れて行ってくれるしね。若い男の子に"絶対うまいから"ってラーメン店に連れて行かれてもさ（笑）」

しかし、いざベッドに入るときのことを考えるとオジサンは不安だ。下半身に若いときの硬さがないし、パッと体位を変えようとしても、腰が「あいたたッ」ってなるしなあ。
「それがかえっていいんですよ。若い人みたいにガツガツしてないでしょ？　ゆったりしたスローセックスで癒されるんです。彼としていると、セックスってコミュニケーションだなって、しみじみ感じます。私が下になっているときに、ふと目を開けて彼を見ると、大切そうな目で私を見つめてるもんね」

オジサマのセックスはいかにあるべきか、ＡＶ男優の日比野達郎さん（５７）に聞いた。
「若い子とつきあうなら、本気で好きになることが一番大事でしょうね。遊んでやろうという気持ちは、すぐに相手にバレますよ。若い女とやろうという以上、息子世代の男なんかに負けないという強い情熱や意思が必要だと思いますね。体のパワーは衰えても、気持ちにパワーのない人には女は寄ってきませんよ」

テクニックは、どんなものが若い女性に喜ばれるのだろうか？
「テクニックなんて二の次ですよ。僕は仕事柄、テクをたくさん知っていると思うし、ＡＶ監督に言われれば、どんな体位もできますよ。でもね、一番大事なのは、自分と相手の顔が常に接近していることなんですよ。それを女性も望んでるんです。相手の顔を近くでよく見れば、汗の出具合とか、細かい表情がよくわかって、本気であえいでいるのか、それほどでもないのか、わかるでしょ？　本気で好きになると、それを知りたいと思うはずなんです。遊びだと自分勝手なセックスになっちゃって、女性を満足させられないですよ」

日比野さんは、パワーの落ちているオジサンは、時間の配分も考えろという。
「ホテルに入って３時間の休憩だとして、３時間がんばり続けるのは無理でしょう？　だったら、２時間はイチャイチャ抱き合ったり、裸でお風呂に入ってじゃれたりして、それで最後の１時間を大切に過ごす。そういう計算もオジサンの知恵ですよね」

前出のえみ子さんも、「私の彼も同じです」と言う。
「よく、エッチの前に一緒に恋愛映画のＤＶＤを、だらだら見てたりしますよ。ベッドで裸でね。その間も彼は私の髪を撫でたり、肩に手を回してくれたりするけど、それだけ。でも、女って、そういうのもうれしいんですよ。若い男だとガ～ッてやって、終わったら背中を向けてスマホのゲームなんか始めるのがいるでしょ？　無神経過ぎてイライラしますよ。蹴りを入れたくなります（笑）。今の彼とは、休憩時間いっぱい楽しんで、ホテルを出てもまだ余韻が残っている。すっごく幸せ」