風俗営業を法律で禁止している中国だが、省や行政区ごとに取り締まり対応はまちまちで、北京や上海のように厳しく管理されているエリアがある一方、南部の広州などは黙認状態。いくら為政者が取り締まろうとも、中国人元来の風俗好きな国民性は直しようもなく、中国全土には、しっかりドエロな風俗が根付いてるのが現状だ。

さて、中国には「美廊」（美人床屋ともいう）と呼ばれるローカル置屋を始め、サウナの中で女性が個室で性的サービスを行う「桑拿（さうな）」、中国版ナイトクラブの「夜總会（やそうかい）」など、様々な風俗がある。

なかでも最近、人気となっているのがＫＴＶ＝「カラオケクラブ」。これは、カラオケボックスでお互い全裸になって盛り上がるという、共産圏のみならず、日本でも想像がつかないような乱痴気パーティ風俗なのだ。

遊び方は簡単。最初にグループの人数に合わせた大きさの個室に入り、そこへ女のコたちがやって来て、自分のタイプがいれば指名。いなければチェンジを繰り返し、お相手の女のコを決定し、注文したドリンクが揃ったら全裸パーティのスタートとなる。

中国のヒット曲を流しながら、すぐに男性陣が上半身裸になり、それに合わせて女のコたちもトップレスに！　中国式の一気に飲み干す乾杯を繰り返しながら、大騒ぎして楽しむのがカラオケクラブの流儀なのだ。

女のコはただ横に座らせるだけではもったいない。膝上に抱きかかえながらおっぱいを揉みまくり、さらには全裸にさせてあんなことやこんなことまで……。女のコも男性陣の股間を一生懸命サービスしてくれるという。

我慢できなくなった男性は、そのまま女のコを持ち帰り、１対１の肉弾バトルを楽しむ、というのがＫＴＶのお遊び手順。なんとも過激な風俗だ。

飲み代は店のクラスにより異なるが、だいたい２時間３千円から５千円。連れ出しのサービス料は千元（約１万９千円）が相場らしい。

ただし日本人の場合には、泊まってるホテルに女のコを連れ帰るのはリスクがある。売春はご法度の中国。ホテルスタッフが公安に通報することがあり、逮捕されてしまうこともあるのだとか。

中国四千年の色事事情、なんともコ狡く、そしてたくましい限り。為政者が変わっても、この中国人の女遊び好きは未来永劫続きそうである。