恥ずかしいほど濡れちゃって

もう休もうということになり、互いの布団に入った。綾子さんが息を詰めていると、Ｗさんが「そっちへ行ってもいいですか？」と囁いた。
答えられずにいると、彼はおずおずと彼女の布団に移ってきた。
「もちろんＯＫでしたよ。自分でも、最初から、そうなってもいい気持ちだったんだろうと思いますね」
Ｗさんの愛撫は絹に触れるようにソフトだった。
「乳房の下に触られただけで、乳首までキュッて感じちゃって。ずっとしてないから濡れないかなって心配だったんですけど、それどころか、恥ずかしいくらいすごいことになっちゃって。"まるで安曇野(あずみの)のせせらぎのようだね"って言われちゃったんです（笑）」
彼のモノがゆっくり奥まで入り、愛おしそうに目を見つめられると、なぜか涙が……。そして下から突かれると涙がこぼれた。その涙をＷさんが拭いてくれる。
「ああ、来てよかったなあって思いました」
妻帯者の皆さん。もっと奥さんを大事にしないと、天高く、どこまでも飛んでいってしまいますよ。