ある統計では、実に９４％もの女性が経験済みという一人Ｈ。セクシャルヘルスケアの最新トレンドを多角的に徹底分析。

「去年の３月、男性用オナニーグッズを手がけるＴＥＮＧＡが開発した女性向け性具《iroha》が発売されるや、わずか２週間で生産が追いつかなくなるほどの大ヒットを記録。出荷数は数マンの単位でした」（夕刊紙記者）

どこか後ろめたい行為だったのも今は昔。女性がオナニー話をオープンに語るようになり、一人一人、その方法に大きな差があることが判明してきた。

『オナニー研究会』を主宰する想野富夢(おもいのとむ)氏によると、女性たちのオナニーのやり方は、職業や職種によっても大きな違いがあると言う。

「研究会には、オナニーに関する女性からの投稿やメールが８０００通以上寄せられているんですが、仕事内容によってオナニーに一定の傾向があるんです。たとえば、看護師や経営者などのストレスがたまる職業は、オナニー頻度が非常に高い。ストレスをオナニーで解消しているのでしょう。また、最近は自動車を使う営業ウーマンが増えていますが、彼女たちは車の中で"ひと抜き"するケースが多いんです」

今回の本誌の取材でも、職業や職種による傾向があることがわかった。

たとえば、"職場オナニー"は、マスコミ関係やＩＴ企業に勤める女性に多い。大手ＩＴ企業に勤める美香さん（２９＝仮名＝以下同）は、オナニーは家でより会社でやることが多いと顔を赤らめる。

「仕事が立て込んでくると、家に帰れない状態が続くんです。でも、忙しくても性欲はあるわけじゃないですか。というより、忙しいとかえってムラムラして（笑）。仕事が終わっても、まだ頭がフル回転しているとき、オフィスのお手洗いでオナニーをしたら、すっかり癖になってしまって……。同僚の中には机の引き出しに"マイローター"を常備している子がいるぐらいです（笑）」

テレビや広告関係も仕事が深夜まで及ぶことが多い。

「夜中の２時頃、仮眠を取ろうと女子休憩室に行くと、先輩が寝ていたんです。布団から出てた足を見ると、足先にピンクのパンティが引っかかり、手にはティッシュが……。美人で仕事もできる先輩だけど、オナニーして寝ちゃったんでしょうね（笑）。それぐらい忙しいってことですよ」（広告代理店ＯＬの祥子さん＝ ２７）

職場でオナニーをする女性はさすがに少数派。だが、大多数の自宅組も、オナニーする時間は職業によって大きく異なるようだ。

大学病院ナースの琴美さん（２６）は、夜勤明けの朝８頃にオナニーをすることが多いと言う。

「夜勤明けは自宅に帰っても、頭が冴えてなかなか寝つけないんです。お酒や睡眠薬に頼る人もいるけど、こんなときはオナニーが一番健康的。同僚も夜勤明けはオナニーでクールダウンするって人が多いですね」

専業主婦は昼間、午前１０～１２時にオナニータイムを持つ人が多い。

「ダンナと子どもを送り出して掃除や洗濯を終え、ほっとひと息ついてソファに座るんです。そのとき、な～んとなくね、手がアソコに行っちゃうんですよ（笑）」

こう話すのは結婚９年目の芳恵さん（３８）。

新婚の頃は、前夜のご主人とのセックスをネタにしていたが、「最近は、うちに荷物を届けに来るイケメンの宅配便のお兄さんを頭に思い描いています（笑）」

神奈川県でタクシーの運転手をしているみどりさん（４２）は、昼休みになると、人けのない駐車場に車を止めて弁当を食べ、１５分ほど仮眠する。

「膝掛けをしているんで、その下で自分で慰めることがあります。ジッパーを下ろしてパンツの上から触るぐらいですけどね。つい最近も、クチュクチュしてたら、たまたま近くを通った同僚に窓をコンコンとたたかれ"飲み物いる？"って。ギクッとしたけど、してるのはバレなかったみたい（笑）」

昼過ぎの２時に出勤する予備校講師の雅世さん（３０）は、アパートを出る前に"ひと抜き"する。

「残業すると夜１１時までかかるから、アパートに帰るのは午前様。お風呂に入ると眠くなるから、その時間しかないんですよ」

かつて女性の"おかず"といえばレディコミが主流だったが、最近はスマホの動画をネタにしている女性も少なくない。雅世さんもその一人だ。

「実は、女性専用アダルト系サイトの会員なんです。月額１５００円で見放題。片手にスマホ、片手でオナニー。楽しいです（笑）」