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女性が濡れる肉体のメカニズム「女性器は、実に様々な愛液を分泌しているんです」
愛液には、基本的に3種類ある。
まず、1つ目が、膣の入口を潤わせるバルトリン腺液。これは膣口の左右にあるバルトリン腺から分泌する。次に、膣の内壁から滲み出る膣液。そして、3つ目が、膣の奥から出る子宮頚管粘液である。
また、かなり退化してはいるが、尿道口付近のスキーン腺から分泌液を出す女性もいる。
せいぜい先走り汁(カウパー腺=女性のバルトリン腺に当たる)ぐらいしか出さない男性とは大違いだ。性科学者の志賀貢・医学博士によると、「膣分泌液と総称される愛液は、そのほとんどが水分で、これにタンパク質や糖類、乳酸などが混じって、粘りや匂い、味(!)の違いになる」ということだ。
「バルトリン腺液は、膣口を防御する目的で分泌され、あまり粘り気がなく、サラッとしています。膣液は、いわば膣の発汗現象と言え、汗と同様の匂いがして弱酸性です。俗に"本気汁"と呼ばれる子宮頚管粘液は、性的興奮がピークに達するときに分泌され、白くドロドロしています。また、受け入れた精子の生存率を高めるため、弱アルカリ性になっています」(前同)
愛液の粘りや味や匂いには個人差もあるが、排卵時期や興奮の度合いも関係している。実際、今回のアンケートでも〈エッチする日の体調や気分によって、愛液の状態が違う〉と回答した女性は多かった。また、愛液の量も〈あまり出ないので、ゼリーは必需品〉という方から、〈ベッドのマットを変えなきゃならないほど濡れる〉という方まで千差マン別。
愛液は基本的に汗と同じ成分だから、〈ビールなどを飲むと、量も多くなる〉という女性も少なくない。
なお、志賀博士によれば「愛液と潮は、まったく別物」なのだとか。続けて、「愛液は分泌腺から出ますが、潮の大部分は膀胱に溜まった水分(尿?)だからです」
愛液は湧き出し、潮は吹く―その"出方"も確かに違うようだ。
次ページ >>愛液には、基本的に3種類ある。
まず、1つ目が、膣の入口を潤わせるバルトリン腺液。これは膣口の左右にあるバルトリン腺から分泌する。次に、膣の内壁から滲み出る膣液。そして、3つ目が、膣の奥から出る子宮頚管粘液である。
また、かなり退化してはいるが、尿道口付近のスキーン腺から分泌液を出す女性もいる。
せいぜい先走り汁(カウパー腺=女性のバルトリン腺に当たる)ぐらいしか出さない男性とは大違いだ。性科学者の志賀貢・医学博士によると、「膣分泌液と総称される愛液は、そのほとんどが水分で、これにタンパク質や糖類、乳酸などが混じって、粘りや匂い、味(!)の違いになる」ということだ。
「バルトリン腺液は、膣口を防御する目的で分泌され、あまり粘り気がなく、サラッとしています。膣液は、いわば膣の発汗現象と言え、汗と同様の匂いがして弱酸性です。俗に"本気汁"と呼ばれる子宮頚管粘液は、性的興奮がピークに達するときに分泌され、白くドロドロしています。また、受け入れた精子の生存率を高めるため、弱アルカリ性になっています」(前同)
愛液の粘りや味や匂いには個人差もあるが、排卵時期や興奮の度合いも関係している。実際、今回のアンケートでも〈エッチする日の体調や気分によって、愛液の状態が違う〉と回答した女性は多かった。また、愛液の量も〈あまり出ないので、ゼリーは必需品〉という方から、〈ベッドのマットを変えなきゃならないほど濡れる〉という方まで千差マン別。
愛液は基本的に汗と同じ成分だから、〈ビールなどを飲むと、量も多くなる〉という女性も少なくない。
なお、志賀博士によれば「愛液と潮は、まったく別物」なのだとか。続けて、「愛液は分泌腺から出ますが、潮の大部分は膀胱に溜まった水分(尿?)だからです」
愛液は湧き出し、潮は吹く―その"出方"も確かに違うようだ。
女性はなぜ「濡れる」のか?
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