週刊大衆3月31日発売にて「いま女性たちの間で「男性エロ漫画が大流行！」という衝撃の報道がなされた。本誌によると、本来、男性エロ漫画として出版されているはずのアクションピザッツだが、ここ最近、飛躍的に女性読者が増えているという。その真相を探るべく日刊大衆ＲＸは、ニュースの情報源になった『アクションピザッツ』編集部に追加取材を刊行。読者女性たちが「どんな漫画のどんなシーンで股間を熱くしているのか」を取材してみた。

次に取材に応じてくれたのが、居酒屋パート店員のＤ子さん。

彼女はアクションピザッツの兄弟誌『アクションピザッツスペシャル』の愛読者なのだが、特に好きなのが辰波要徳先生の『twin　Milf』という連載。

物語の設定は双子の姉妹が1人の男性と肉体関係を持ってしまい、姉妹でひとつの肉棒を奪い合うというコミカルタッチのストーリーだ。今回は双子の1人がエッチしているときに離れた場所にいるもう片方に電話でセックス実況中継をするというお話。

「普通、旦那や彼氏が電話で他人とのセックスを実況中継してくるなんてありえないじゃないですか（笑）。現実的にありえそうな物語を扱う女性用アダルト漫画では絶対にありえませんよ。でも、そんなありえない設定だからこそ、安心してエッチな気分に浸ることができるのも事実です。もちろん、そこに自分自身は投影しません。純粋に他人のセックスを観賞している気分で読んでます。
　私がそうなんですが、女って実写で他人のセックスを観賞するのに少し抵抗があるんですよね。なんだか生々しくって……。そんなとき漫画だったら気軽にエッチな気分になれます」

よく、女性用アダルト漫画は読者である女性が「どれだけ自分自身を物語の中で投影できるか」が人気作品のキーワードといわれていますが、なるほど、女性は他人のセックスを見たいとき、ＡＶよりは漫画のほうが興奮するんですね。そんなところも、いま男性エロ漫画が女性に人気の理由かもしれません。