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悪辣なテクニックだが、こんな口説き文句もあった。「30代の男性でタワーマンションに住んでいて、よく自宅でホームパーティも開いているそうなんです。最初は客の自慢話と思って聞いていたんだけど、彼の友人にイケメンのスポーツジムのインストラクターがいると聞いて、ちょっと会ってみたいと思ったんです」というのは歌舞伎町の人気キャバクラに勤めるアヤちゃん(26)。
ステキな出会いを求めて「今度、そいつも呼ぶから俺の家に来ない?」との誘いに応じた。「実際、イケメン君は来たけど、男性はお客さんとその人だけ。男2人と飲むことになって、とことん酔わされたあげく、私もメチャメチャになって、3Pしちゃったんですよね」(前同)
イケメンを餌にするのも一つの手。エサといえば、前出の竹下さんも、こんな魔法の言葉に惑わされた。「妻子ある男性でしたが、毎月のお小遣いを捻出して、よく通ってくれていたんです。そのたび口説かれていたんだけど、私は全然、興味がなくて」
男は通い続けても金の無駄遣いと気づいたのか、「あるとき、そのお客さんが“愛人になってくれない?”と言ってきたんです。“どういう意味?”と聞き返したら、“10万円で1回エッチさせてくれ”って(笑)。愛人というか、援交ですよね。でも、お金のない彼が身銭を切ってまで、求めてくれたのはうれしかった」 勢いに押されて落ちそうになったそうだが、「私が断ったら、彼は“そうだよね、ごめん”って。あのとき、もう一押ししてくれていたら、私、たぶんタダでもヤッてましたね」(同)
捨て身の策が功を奏することもある。渋谷のキャバクラで働く涼花ちゃん(22)は見た目はギャルだが、実は意外な魔法の言葉で45歳の男性とヤッちゃった。「私にハマっている人で、すでに50万円ほど店に使っていたんです」 男は毎週やってきて、アフターに誘ってきた。「それがある日、私がいつものようにアフターを断ると、急に私の目を見て“今日アフターしてくれないなら、これで最後にする”って。その目力がすごくて、“ここまで私に惚れてくれてるなら、アリなのかも?”って。実は、ちょうど彼氏と別れたばかりなこともあって、フラリと行っちゃいました」(前同) 金や顔など関係ない。キャバクラでは俺たちの“男子力”が勝負を決めるのだ。
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