韓国の事務所関係者は、こう打ち明ける。

「大手はともかく、中小の芸能事務所はなんでもアリの状態。数年前、ある中堅事務所が人気ダンスグループの中国公演を計画し、事前に現地の有力興行主を招待して、パフォーマンスを披露したんだ。そうしたら、興行主が"ダンサーに気に入った子がいる"と耳打ちをしたんで、その事務所は即日、その子たちに性接待をさせた。彼らの動きは早いんだ」

その後、イベントは中国で無事に開催され、興行主との打ち上げも大盛況だったという。

「今後のために当然、打ち上げ後の性上納もあったよ。Ｋポップの中国市場は、まだまだ拡大の余地があるからね。メインダンサーの美女は、"３回も相手をさせられました"と言って、翌朝にホテルに戻ってきたみたい……」（前同）

もちろん、日本でも下火になったとはいえ、Ｋポップブームは健在。
ＫＡＲＡは紅白歌合戦に出場したこともあるし、ＣＭやイベントでもＫポップアイドルが踊る姿を見かける。

韓国の大手芸能事務所と組み、日本でイベントを手がけた大手広告代理店関係者は、匿名を条件に実体験をこう明かしてくれた。

「ソウルのアミューズメント施設の観光誘致イベントを東京で開催し、そこに売り出し中の韓流アイドルグループを出演させたんです。事前に視察として我々は韓国で、その施設を見学し、その後、カジノに招待されました。そこで驚いたのが、過剰な接待攻勢。１人３０万円分ものチップを用意してくれて、"好きに遊んでください"と言うんです」

カジノ遊びを終えたあとは、事務所が経営するという創作韓国料理のダイニングバーで、豪華ディナーとなったという。

「その店でもまたビックリ。ウエートレスはどの子も身長１７０センチほどあり、色白美人揃い。巨乳なのに美脚……もう、目が釘づけでした」（前同）

そうしてスタイル抜群の美女に見取れていると、「事務所幹部は"どの子もウチのモデルやダンサーの卵ですよ"と自慢げに語り、"気に入った子がいたら、おっしゃってください。夜のほうも、もちろん大丈夫ですから……"と耳打ちしてきました。噂には聞いていましたが、日本へのセックス接待もやっぱりあったんですね……」（同）

ここまで見てきたように、にわかには信じがたい隣国の芸能事情。
だが、昨年１２月３１日に動きがあり、今後は変化がありそうだ。

「芸能人に性売買を強要した場合、最高で懲役１０年に問われる法案が国会を通過しました。０９年に自殺した女優の事件が契機になっているため、通称"チャン・ジャヨン法"とも言われています。これで多少は状況が変わるのかもしれません」（前出・報道記者）

ただし、前出・井野氏はこう語る。

「いまも事務所側が圧倒的に主導権を持つなかで、どこまで適用されるか疑問。大物芸能人２世、裕福な家庭の子弟などの例外を除いて、枕営業のオファーは断れないのが現状です」

スターを目指す韓国女性が、まっとうに芸能活動できる日は来るのか……。