かつての「アイドルはトイレに行かない」幻想は完全に崩壊していた……。「アイドルグループが歌って、ファンたちが目を輝かせて、それに夢中になっている……あの光景は、ほんと笑えるよ。だって、あの子たちはステージを降りた後、大抵、誰かの精子を子宮に浴びせられているんだからね」

　こうあざ笑うのは大手広告代理店に勤める幹部社員だ。人の夢を壊すような“ひねくれた”発言で、アイドル好きにすれば憤りも覚えるが、ベテランの芸能ライターも同調するのだ。「表沙汰にならないだけでアイドルの妊娠、さらに堕胎したという噂はよく聞くんですよね。正直、彼女たちは一般人以上に妊娠率や堕胎率は高いと思います」

　かつては“アイドルはトイレに行かない”と囁かれるほど神聖な偶像だった。だが今や、こうした生々しい話が当たり前のように飛び交うような時代でもある。はたして、アイドルの裏の顔とは、いったい。そこで今回、本誌は芸能界の暗部を探るべく、テレビでは分からない「アイドルのＳＥＸ」の実態を徹底ルポ。そこから見えてきたのは、良くも悪くも、アイドルも“一人の女の子”であることだった！

　まず、アイドルの妊娠では昨年末、こんなニュースがあった。「人気アイドルグループ『仮面女子』の研究生・川原結衣（２１）が突然、ブログで妊娠、そして芸能界引退を発表したんです。そのブログの中身というのが、芸能界の闇を照らし出していたんです」（夕刊紙記者）

　利発な美少女系ルックスで人気だった川原だが、ブログにはこう書かれていた。＜（妊娠が）わかった瞬間どうしたらいいかわからなくて、ステージだけでなく現実からも全部逃げ出して目を背けて引きこもってしまいました＞

　この文章からは、「妊娠＝おめでた」なんて雰囲気は、まったく感じられない。「川原はブログの最後に＜もうこの業界に戻ってくることは無いです＞と断言。そして、子どもの父親については明言しなかったんです」（前出の夕刊紙記者）

　何があったのか真相は藪の中だが、アイドルとセックスはタブーなことであり、暗部だということだ。

　たとえば、アイドルには常につきまとう“枕営業”も、闇の部分だ。「枕営業は本当にある（笑）。もし男が権力を持って、それを武器に美少女とヤレるとなれば絶対に手を出すでしょ。よほどの聖人君子か、もしくはゲイでない限り」（前出の広告代理店社員）