アベノミクスが不倫を助長!?

結婚９年になる専業主婦のＮさん（３３）は、結婚当初の新鮮さや夫への愛情がだんだん薄れ、「家でダラ～ッとする生活」（Ｎさん）が続いていたという。フェイスブックで結婚前につきあっていた元カレのページを見たのはちょうど、そんなときだった。
「懐かしくて、“元気？”と書き込むと、すぐに返事が返ってきました。“一度会いたいね”、“今度お茶しようよ”という軽い感じでメールしてるうちに、本当に会うことになったんです。最初は浮気するつもりなんかなかったんだけど、２回、３回と会って、お酒を飲んだりしてるうちにフラフラッとホテルに……」

かつて浮気に使われていたテレクラは、浮気願望がある人に限られていた。ところが、フェイスブックなどのＳＮＳは、もっと軽い気持ちで男に近づける。Ｎさんのようにメールでやりとりして「ちょっと、お茶でも」に発展。前述したように人は遺伝的に浮気したい本能があり、また浮気願望もある。ここから酒席、ホテルへと進む。
スマホで簡単につながるネット社会は、不倫の新たな温床になっているとも言える。さらに、森川教授は、「アベノミクスによる一億総活躍社会も不倫を助長する一因になりうる」と言う。

「安倍首相は配偶者控除の見直しを示唆するなど、女性の社会進出を促しています。社会進出は素晴らしいことですが、他方で専業主婦が外に出て働くようになると、当然、職場で男性と新たに出会うことになる。不倫する女性は間違いなく増えるでしょうね。アベノミクスは、少子化を加速させ、不倫者数を増加させる政策でもあります」