お金じゃなくて体が欲しいの

「うちのデパートは中国人観光客の“爆買い”で大賑わいだったけど、私がやってるネイルのコーナーは、いつも通りでした」
肩をすくめるように話すのは、デパートでネイリストをしている吉田美佳さん（３０）。今年３０歳の大台を迎えたそうだが、どう見ても２０歳そこそこにしか見えないロリ系美女だ。

「今年は男性にもネイルブームがきて、男性客がずいぶん増えました。正直、“お前がネイルかよ”って思うようなお客もいるけど、もちろん顔にも口にも出しません（笑）」
男性客の半分はそれとなく、あるいはストレートにデートに誘ってくる。
「そんな男性のほぼ１００％が“あわよくば組”ですから、応じません」
また、意外なことに、風俗関係で働く男性客からは「うちで働かない？」というオファーが多いという。

「つい最近も誘われたんだけど、感じのいい男性だったんです。転職の話を断ると、“じゃあ、せめてエッチだけでも”という言い方がおかしくてね。“じゃあ飲みに行くだけ”ということで飲みに行ったんだけど、その夜、なりゆきでエッチしちゃいました（笑）」
ちなみに、彼女のネイリスト仲間には、デートはほぼ１００％ＯＫ、ワンナイトも５割以上してしまうという“猛者”もいる。この分野で働くお姉さんは、わりと“脇（股？）が甘い”ようだ。

久保みどりさん（３３）は、大手化学メーカーの研究所に勤める独身研究員だが、３０歳を過ぎて結婚する気がなくなったという。
「だけど、男性嫌いってわけじゃないし……」
ここまで話して言葉を切ると、記者も仰天の秘密を打ち明けてきた！
「実はわたし、愛人契約をしている男性がいるんです」

その男性とは都内の「愛人紹介所」を通して知り合ったそうで、関西の食品会社の社長（５７）だという。
「愛人紹介所から２～３人紹介してもらって、彼に決めたんですが、とても優しいおじさまです」
紹介所に登録している女性の中には、お金目的で３人のパパを持っている人もいるが、セックスが目的の彼女は彼一人としか、つきあっていない。

ちなみに、女性は紹介所の登録費用は無料。デート費用やホテル代はすべて男性持ちになり、女性は愛人料として月５～２０万円くらい受け取れる。
「彼とはもう１年以上続いていて、愛人というより恋人という感じなんです。こんな関係で、お金をもらってもいいのかと思うこともありますが、それはそれと割り切り、お金は昨年、マンションを購入したローンに当てています」
働く女性には、職場の男たちが知らない秘密がいっぱいあるようです……。