夏の暑さのせいなのか、それとも薄着の女性を見てムラムラしてしまうせいなのか、猛暑の日本列島では、さまざまな「声かけ事案」が発生している。

愛知県警稲沢署が配信したところでは、７月28日午前９時30分ごろ、稲沢市内で60代の男が徒歩で通行中の女性に対して、「紙持ってますか？」などと声をかけ、ズボンを下げ下半身を露出する事案が起きたとのこと。下半身を出した男に「紙」を求められるとは、被害を受けた女性はさぞかし恐怖を感じたに違いない。

また同じく愛知県の安城市では、７月27日の午後６時40分ごろ、下校中の女子生徒に対して「汗拭くからタオルを貸して」と声をかけた男が現われたという。この件の詳細は不明だが、警察が事案化していることを考慮すれば、本当に汗が拭きたくて声をかけたわけではないだろう。

そして７月29日には、自称消防士の男（31）が県迷惑行為防止条例違反の疑いで福岡県警八女署に逮捕されている。その逮捕容疑は22日の午後１時20分ごろ、県内のマンション周辺を通行していた女子中学生（15）と女子高校生（15）に対してそれぞれ、車の中から「なめてもらえませんか」と声をかけてきたという。この男がみだらな意味で発言したのは明白で、しかも未成年の少女に対してというのだからタチが悪い。

女性に恐怖を与える「声かけ」は立派な迷惑行為。罪の重い軽いは関係なく、十分に反省してもらいたいものだ。