ドラマでは「白い大奥」と銘打たれた男子禁制の世界。秘められた「桃色の真実」が今、その姿を明らかにする！

堀北真希（２６）が白衣の天使を演じるドラマ『まっしろ』（ＴＢＳ系）。
しかし、１月１３日に初回が放送されるや、ネット上で現役ナースを中心として「ありえない話ばかり」「看護師をバカにしている！」など、ブーイングの嵐が吹き荒れた。

そこで本誌は、都内・大学病院勤務の仲良しナース３人に集まってもらい、緊急座談会を開催。ドラマのどこがアウトなのか、そしてナースの実態とは――!?


★座談会出席者（仮名）
希美さん（26際）：５年目の中堅。仕事もバリバリ、恋もバリバリ。
亜里沙さん（21歳）：１年目の新人ナース。教育係の指導の下で働く。
智子さん（36歳）：15年目の大ベテラン主任。美人だが、未婚。

――皆さん、『まっしろ』は観ていますか？

希美「１回目は観ましたよ。やっぱり、看護師が主役のドラマって気になる」

亜里沙「私も観てます。医療系ドラマは、だいたい観ていますね。『医龍』とか『コード・ブルー』なんかは好き」

智子「私は観てないなぁ。私の世代は『ナースのお仕事』が大人気で、当時、ナースステーションの中でもよく、その話をしていたわ」

――『まっしろ』で不満な点はどこでした？

亜里沙「私はネットの意見と同じで、看護師がバカにされている気分になりましたね。患者さんの手を握ったり、絶対にしませんから。あと、看護シーンも薄っぺらすぎますよ」

希美「それを言ったら『ナースのお仕事』も同じ。仕事しないで、おしゃべりばかりしていたよ、あの人たち（笑）」

智子「どこが、ありえない設定って言われているのかしら？」

――たとえば、木村多江が演じる看護師長が絶対的な権力者で、ひと言でナースをクビにしたり……。

希美「それはあるよね」

智子「うん。十分ある話でしょ。婦長はホントに怖いから……」

――え、そうなんですか？

亜里沙「私が『まっしろ』で許せなかったのは、ナースたちが"セレブの患者さんと恋に落ちて玉の輿（こし）に乗りたい"なんて考えていること。医療現場をなんだと思っているんですか！」

希美「は？　セレブの患者が来たら狙うでしょ」

智子「セレブじゃなくても、申し送りで"４号室の○○さんは大学２年生です"なんて説明すると、ナースたちは"大学生!?"って、急に目の色を変えて盛り上がるもんね」

亜里沙「……先輩たち、間違ってますよ！」

――ドラマは意外にも真実に近かったんですかね。ちなみに「ナースはスケベ！」とよく言われるんですが、これも真実ですか？

希美「なに、それ～？　ムカつく！」

智子「ほんとイラッとくる。合コンでも"看護師ってスケベなんでしょ？"って聞いてくる男がいるのよ」

希美「あんたら男性誌がそういう記事ばかり書くから、変なイメージを持たれるじゃない！　反省しろ！」

――ひぃーっ！　こっちにも火の粉が～。じゃあ、患者とセックスすることなんて、ないんですか？

希美「そりゃあ、あるんじゃない。実際、私の周りでも、患者さんと結婚したナースは３人もいるよ」

――……（あるのかよ）。

亜里沙「私はナース１年目なんですけど、入院患者さんがすごく怖いです。入院中って、仕事を休むわけだから、イライラしている方が多くて、どうしても私たちに八つ当たりしてくるんですよ」

希美「そういう患者さんが大多数だから、逆に"ありがとう"ってひと言言ってくれる患者さんがいると、ドキッとしちゃうよね」

智子「わかる、わかる」

――お礼を言うだけで、ナースから好かれるんだ！　ちなみに「ステキ」と思った患者を誘惑することは？

希美「ほかの患者さんより笑顔多めで接するし、おいしいレストランの話をされたら"一度行ってみたいなぁ"とか言って、その流れで連絡先交換だね」

――ＡＶみたいに、患者さんのオナニーをお手伝いすることはあります？

希美「オナニーを目撃することはあるよ。夜のラウンド（見回り）のとき、ベッドカーテンを開けたら、高校生の男の子が真っ最中だったことも。"あ、ごめんね～"って、カーテンを閉じて、おしまいだけどね」

――そんなにアッサリ？

智子「今さら男性の大きくなったモノを見て、驚いたりしないよね」

亜里沙「私はビックリするかも……」

希美「亜里沙はウブだもんね（笑）。だから、ドクターにヤラれちゃうんだよ！」