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赤線最後の日-昭和33年3月31日-

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赤線最後の日-昭和33年3月31日-の詳細ページ。“売春防止法”が施行される昭和33年4月1日の前夜。サロン「ちどり」には、これが最後と客たちがなつかしさで集まって来た。ひとみ、康子、ヨー子、幸子たちは、主人・時枝の指図で、最後のご奉公とばかりに張切っている。ひとみは働いたうちから田舎へ送金しているが、彼女には悪いヒモがいる。客の一人、学生の益夫は、彼女にそんな男がいるとも知らず、盛んに結婚しようと口説いていた。調子のいいヨー子は、次々と客を引っぱり込み、最後までガメツク稼いでいる。通いの幸子は亭主もちで、亭主が入院中とあって店で働いてるのだが、帳場に赤ん坊を寝かして、早速、客を呼びに店の前に立つ。康子は、おそるおそるやってきた青年が初体験と知って、手とり足とり、親切にもてなし、その青年は感激して帰って行った。一方、自分の血を売ってやって来た益夫は、ひとみを抱いた直後、貧血で倒れるが、彼女の介抱で回復する。夜も更け、いよいよ12時、女たちと客は、ホタルの光を合唱しながら赤線の灯が消えるのをおしんだが…。続きをみる

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