「階段を下るときはダッシュです。お客様の観戦の邪魔にならないようにというのはもちろんだけど、オッパイがよく揺れるんで、注目を集められるんです」

溌剌とした笑みでこう話すのは沙希さん（２３＝仮名＝以下同）。この彼女、野球場でお馴染みの「ビール、いかがですかぁ？」と可愛い声を張り上げている売り子さんこと"ビアガール"だ。

そんな元気いっぱいの"球場の華"が、実は"乳揺れアピール"していたなんて、まさかの隠し球！
「私たちの仕事って、基本給プラス歩合制なので、１杯でも多くのビールを売らないと本当に稼げないんです。だから、いかに観客のオジサンたちの心をくすぐる"営業"ができるかが勝負なんです」（前同）

驚かれた方も多いはず。ビアガールたちは野球の試合以上に"白熱"した点の取り合いならぬ、客の奪い合いを繰り広げているのだ。そこで今回、本誌は野球場ビアガールがやっている「肉弾ＳＥＸ営業」の仰天実態を徹底取材！ 可愛い売り子たちの桃色ペナントレースを実況生中継しよう。

まず、彼女たちの戦いにもプレイボールがあった。
ビアガールは、ビールを売る前、それぞれが担当するブロックの一番下の階まで下りて、客にお辞儀をするのだが、「みんなじゃないけど、私たちは顔の汗を拭けるように襟ぐりにタオルをかけています。そうすると、ユニフォームの胸元に"隙間"ができるんですよ。特に私みたいな胸の大きい子は、挨拶でわざと深く頭を下げて前屈みになって、隙間から胸の谷間をチラッと見せるんです」と打ち明けるのは、関東の球場でバイトしている優里ちゃん（２１）。童顔ルックスながら、意外な豊乳を持つ彼女ならではの"先頭打者ホームラン"に観客席がどよめくのは間違いない。

むろん、巨乳という"大砲"でなくても、２番打者のように職人的な小技で勝負するビアガールも。萌実ちゃん（２０）は、ムッチリとした太腿が眩しい茶髪ギャル。
「売り子は通路を挟んだ左右のブロックに"ビール、いかがですかぁ？"って、大きく手を振ってアピールするんです」これもよく見かける光景だが、「私は左右両サイドにアピールしたいから、上っていくときは通路中央の手すりを利用してジグザグに進んでいました。右に左に体の向きを変えてクネクネしていたら、近くにいた男性グループから"あれ、エロくない？"って小さな声が聞こえて……。そっか、これがいいんだって（笑）。それ以来、クネクネは意識してやるようになりましたね」

ショートパンツ姿での"手すりポールダンス"で客の股間を直撃するとは、アッパレなデッドボールだ。

野球では、ここぞという場面で打ってこそ、４番打者。現役女子大生の絵美ちゃん（２１）は、ビアガール界の４番といっていい。
「私、すごく汗っかきなんです。１５キロくらいの重さのタンクを背負って歩き回るから、試合も７回ぐらいになるともう、全身汗まみれで太腿もビッショリ。ショートパンツ越しに下着も透けてくるみたいで、よくオジサンに冷やかされます。普通、ビールは試合の前半のほうが売れますが、私の場合は汗だくになった後半のほうが、よく売れるんですよ」