Catch Up
キャッチアップ
――エッチのシーンは衰え知らずでしたか?
「そうですね。やっぱりエッチが好きでこの仕事を続けている部分も大きいので、『そこは気持ちよくなればいいや』っていう気持ちでやらせていただきました。復帰作ということもあって、ドラマ的な演技の部分は、自分が感覚をつかむまで少し時間がかかったんですけど、後半はなんとか乗り切れたかなと思います」
――1年半ぐらい撮影のブランクがあって、いきなり『スタート!』で役に入るのは難しいですよね。
「階段のシーンでは、ハイヒールを履いていたので何回かこけましたね(笑)。意外とアクションシーンも多いんですよ」
――エッチのシーンは、犯人に見つかって無理矢理ですか?
「そうですね。脚本では『無理やり』って展開なんですけど、実際は男優さんがとても優しいんですよ。私って結構過激派女優なので、『もっと激しく犯してくれ』って思うんですけど、みんな遠慮気味というか(笑)。私が『もっと犯して』って言っても、男優さんからは、ちゃんと優しさがにじみ出ちゃってるんですよね。演技と本気が上手く演じられて、いい感じに仕上がっています」
――復帰作が楽しみですね。『ダスッ!』からは、どのぐらい出るんですか?
「いまのところ4~5本は撮影しています」
――いきなり売れっ子ですね。

「みなさんのおかげです。いい作品をいっぱい撮りたいですね」
――今回はキカタン女優として復帰ですか?
「キカタン女優で復帰です」
――単体女優とキカタン女優では、どちらが合っていますか?
「どちらも撮りやすさはあって、単体の作品は予算が潤沢で、現場のセットも豪華ですし、男優さんのキャスティングも含めて、すごく撮りやすい環境だと思います。一方でキカタンの作品は、演技の振り幅が自由で、型にはまらずに表現できるところが魅力ですね。私はもともとアドリブが多いですし、自分で考えた企画を提案することもあるので、そういう意見が通りやすいキカタンの現場は、ありがたいなと思っています」
――撮影現場で提案するんですか?
「提案はするほうですね。演じている側からすると『台本に書かれているこの子は、今どういう気持ちなんだろう』と思う瞬間ってあるんです。そこに自分がしっかり乗れていないと、どこか違和感が出てしまうというか、演じさせられて動いているように見えてしまう気がするんです。 演じているキャラクターにちゃんと自意識がないと、見ている人も入り込めないと思うので、自分がどれだけその役に入り込めるか、どう落とし込むかは、プロデューサーさんや監督さんとよく話しながら作っています。 そういう中で、台本にはないセリフが自然と出てくることも多いですね。自分の中では演技しているというより、どちらかというと憑依している感覚に近いんです。このキャラクターならこういう過去があって、こういう設定だから、ここではこういう一言を言うんじゃないか、逆に言わないんじゃないか、というのが感覚としてあるんです。キャリア7年目なんですけど、そういう意味での自然さみたいなものは、少しずつ出てきているのかなと感じています」
――そこまで考えているのは素晴らしいですね。

「見ている方からすると、AVって結局セックスのシーンが中心になるので、意外とそこに至るまでの肉付けがすごく大事だと思うんです。やっていること自体は大きくは変わらないからこそ、それ以外の部分でどれだけ工夫できるかで評価も変わってくるし、見ているユーザーさんの感じ方も違ってくると思います」
――なるほど。
「セックスに対する没入感やストーリーの見え方も変わってくるので、演技は大事だなと思っています。3、4年目くらいから演技のほうに少しずつ舵を切るようになったんです。そこから『ヌケる』という意見も出てくるようになったんですね。それに私はレビューはちゃんと見ていて、ファンの方の声もアンチの意見も、どちらも目を通すようにしています。そういうフィードバックって、次の作品や制作に反映されることもあるので、ちゃんと見ているんです」
――レビューの意見を取り入れているんですか?
「デビュー当時や最初の1、2年目は、ネガティブな意見もかなり多かったですね。見た目についての厳しい声もあれば、『キスが欲しかった』とか『全裸のシーンがもっと見たかった』という意見もありました。 中出しの作品だけど、中出しがメインじゃなくて、細かいシーンも求められているんだってわかったんです。そういう意見を踏まえて、次の撮影現場では『前回はこうだったから、今回はこうしてみよう』と考えるようになり、凌辱作品なので嫌がるシーンが多いけど、まったくキスがないのも不自然かなと思って、嫌々ながらもキスをする演技を入れるようにしました」
――アンチの言葉で強烈なものはありましたか?
「デビュー当時って、どうしても垢抜けない時期はあると思うんです。今は自分に合うものやよさがわかってきて、髪色やメイク、服も『これが似合うな』と判断できるんですけど、当時は何が似合うのか手探りで、今思うと自分に合っていないメイクもあったと思います。コンディションがよくないときもあって、そういう作品にはきついレビューを書かれることもありました。 多分なんですけど、作品を観た後のいわゆる『賢者タイム』で少し冷静になっているのかなとも思っていて、『よく見るとタイプじゃないな』みたいな感覚で書かれているのかな、って思うんです。 実際にその方の他のレビューを見てみると、『ちょっと痩せすぎ』と書いていたりして、その人なりの好みがはっきりあるんですよね。普段あまり観ないジャンルや女優の作品に触れたときに、そういう評価になりやすいんでしょうね」

――そこまでレビューを見ているのが素晴らしいです。
「あまり評価が高くないレビューを書いた人が、他にどういう作品を観ているのかチェックするようにしています」
――話は前後しますが、デビューが2019年11月だったので、数か月後にコロナ禍になります。イベントもほとんどできなかったじゃないですか?
「そうなんですよ。先輩たちの華やかなデビューイベントをSNSで見ていたので、デビューイベントは楽しみにしてたんです。『私もこれをやるんだ』って、めちゃめちゃウキウキしてたんですよ。でも、ここからだって言うときに緊急事態宣言が出たので、しょんぼりしてました」
――出鼻をくじかれたにもかかわらず人気が出たというのは、ご自身でプロモーションを工夫したんですか?
「デビュー作は売れたんですけど、実は2作目がそれほど売れなかったんです。2作目ということもあって、撮影に対する意識が出てしまって、どこまでエロさを出していいのかわからなくなってしまったんです。恥ずかしさが前面に出すぎてしまって。今だったら好奇心のほうが勝つんですけど、その当時は遠慮のほうが強すぎました。その影響を引きずってしまって、『これまずいぞ』っていう焦りもありましたね。そこから売れ始めたのが、6作目だったんです」
――苦労人だ!
「当時は事務所の指定が強くて、髪型や雰囲気も『芋っぽくて清楚系、黒髪』といった感じで決められていたんです。でも6作目のときは、それを全部無視しました。撮影現場でも『このメイクにしてください』とか、『髪はこうで』とか、自分の意見を初めて全部出したんです。ちょうどメーカーとの契約更新の話もなくて、『これで終わるかも』と思ってたので、思い切りました」
【神楽坂文人のAV女優インタビュー】天川そらの巻 「伝説の超美形女優が満を持してAV復帰に!『新人女優では見せられない、技術、パワーを見せていきたいです!』」
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