続いては、ワインが大好きな朱美さん（２９）。毎年、１１月の第三木曜日を楽しみにしているという。「第三木曜日は、ボジョレー・ヌーボー解禁日なんです。でも、今年は楽しみより不安が大きくて……」

　取材したのは解禁日の４日前。スマホを見ながら、「今年は、ある男性に〈一緒に過ごしましょう〉とメールしたんです。でも、まだ返事がないんです」と、ため息をつく。

　その男性とは、婚活街コンで知り合ったという。「バイキング形式のお店で同席したんですが、私が食べたいものを、私の心を読んだように持ってきてくれるの。同じ席に座った４人と、『ワードウルフ』というスマホを使った推理・心理ゲームをしたんだけど、このときも彼と息がピッタリ合ったんです」

　２人で次の店に行き、話をすると、考え方までも合っていると思った。「お酒も進み、ワインを２本近く飲んでいました。飲むほどに“この人こそ運命の人に違いない”という思いが強くなったんです」

　ちなみに、朱美さんは性体験がほとんどないのだが、この夜は大胆にも会ったばかりの彼に「今夜は帰りたくない」と耳打ちしたという。ホテルに行っても「彼に自分を全部ぶつけたい」と積極的に振る舞った。「もちろん、お酒の力もありましたが、“一緒にお風呂に入りませんか”と、自分から誘ったんです」

　相手の男性からすれば、“ヤリ○ン”に見えたろうが、こんなに積極的になったのは人生初めて。だが、気持ちが前向きになったのがよかったのか、その夜、初めて中での快感を味わった。「恥ずかしくなるぐらい声が出て……気づいたら、おっぱいを自分で揉みしだきながら彼の上で腰を振っていたんです。最後はお漏らしをしたみたいに、ベッドがグッショリでした」

　だが、その後、彼から連絡はなかった。思い切って電話をしてみると「あの夜は僕も酔ってて……」と、つれない言葉が返ってきた。「私だけが“運命の人”だと思っていたのかと思うと、すごく悲しくて……。でも、彼を諦めきれなくて、ボジョレーを一緒に飲もうと誘ったんです。彼は来てくれるんでしょうか？」

　小室さんによると「お酒を飲んでいるとき、男性に優しい気遣いをされると、つい体を許してしまう女性が多い」というが、朱美さんの恋の行方は？　とりあえず皆さんも、酒席では女性に優しくしましょう！