女優たちのファッションショーの後、いよいよ！

さて、一部も終了し、いよいよ第二部。まず景気付けに３人の女優たちのファッションショーで幕が上がる。黄色いレインコートに包まれた３人のセクシー女優が次々と現れる。順番にお立ち台に立って、おもむろにレインコートを脱ぐと、なんと、その下は子供服ではないか。
実はこれ、ヘンリー監督独特の「お遊び」なのだ。成熟した大人に子供の格好をさせるという趣向で、無邪気でありながらも、そこには危険なエロスを感じる。

そしていよいよ、ヘンリー塚本監督の登場だ。軽妙なリズムに合わせ、ヘンリー監督が登場すると、会場は一気にヒートアップ。そしてすぐに静まりかえる。伝説の監督が何を話すのか、皆、一様に耳を傾けている。

今回のテーマは、「昭和なナマ人生相談」。まずは、３人の女優たちが、これまで誰にも話さなかった悩みを監督に打ち明ける。
最初は川上ゆう。
彼女はメスの飼い犬を去勢するかしないか、悩んでいるという。心優しい川上ならではの悩みだ。
そんな川上にヘンリー監督がアドバイスしたのはこれ。
「わんちゃんにも一度、オンナの悦びを味わわせてあげるべき。子供を産ませてあげてから、（去勢について）考えたらいい」
うーん。さすが監督。女性は人間でも犬でも悦びを与えるべきだという論調は流石だ。

次に涼川絢音のお悩み相談。
彼女のお悩みは、妄想癖が強く、好きな人ができても妄想の中でエッチして満足してしまうので、現実のお付き合いに発展しないというもの。なんとも難しい相談である。
これに対して監督の答えがこれ。
「妄想をすることは大切。大いに妄想してマスをかいてほしい。でも満足はダメ。あなた（涼川）の小悪魔的な魅力を是非、現実の男性にも降り注いでほしい」
妄想のセックスも現実のセックスも大切と説いたわけだ。含蓄が深い。