テレＨとは読んで字のごとく、見知らぬ男女が電話を使って擬似Ｓ○Ｘを楽しめる大人の社交場のことをいいます。

　相手のことも見えず、肌の触れ合いもなければ当然、クンニや挿入などのリアルなプレイもありませんが、その分「妄想力」をフル活用して、自分の都合が良いように男性の顔や体、そしてペニスの大きさや動かし方までをも設定することができます。ですから、よっぽどのことがない限り、相手を嫌いになるということはありません。

　必要なことはただひとつ。お互いのオナニーが最良のものになるようにエスコートしようとする気持ちだけ。

　相手を罵倒したり、自分だけが気持ちよくなろうとする身勝手な言動さえしなければ、テレＨは誰でも簡単に女性をエクスタシーに導ける「究極の情交」でもあるんです。

　ちなみに私の場合は、たとえ相手がどんなに失礼な人でも嫌いにならないように、テレＨのときは目が飛び出るほどの「極太バイブ」を使っています。

　理由は自分の中で「物語を作りやすいから」です。

　たとえば相手が横柄で何かにつけて皮肉ばっかりいう人でも、バイブを突っ込んだ瞬間に「こんなにペニスが大きいなら仕方ないか」と思うことができますし、その反対にウジウジしていて物事をハッキリといえないような人が相手でも「小心者なのにこんな逸物を持っていたなんて！」と驚くことができます。

　このように、どんなシチュエーションでも万能な私のテレＨですが、実は弱点もあります。

　それは「不潔なこと」を想像させられることです。

　先日もこんなことがありました。その日は50代ぐらいのオジサマとテレＨを楽しんでいたんですが、その方が突然、こんなふうに騒ぎ出したんです。

「うわっ！　チ◯コ擦ってたらチ◯カスがボロボロ出てきた」

　絶賛、極太バイブ挿入中の私は思わずスメグマだらけのアレを想像。さらに、

「臭ッ、チ◯コ臭ッ、なんかウ◯コが腐ったような匂いがするッ！」

　この言葉で私の股間に突き刺さっているモノは極太バイブから極太ウ◯コに大変身。想像の敵はまさに想像で、私は心もアソコも一気に消チン。

　テレＨの時に不潔さを想像させるような言葉はご法度です。本気で乾きます。

【今週の怪人さん出没ダイヤル】

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